赤と黒の特徴的なカラーで有名なプロサッカークラブ、ミランのユニフォームとは。そのデザインにチームの何が表現されているのか、ミランの歴史を探りながらお話ししていきましょう。
伝統あるミランの歴史
サッカーファンでなくてもその名が知られる名門クラブのミランには、どのような歴史があるのでしょうか。
イギリス人がクラブの創設者
ミランが設立されたのは1899年で、じつに100年以上の歴史を持つ伝統のサッカークラブチーム。そのクラブ創設の中心人物は、意外にも当時イタリアのミラノに住んでいたイギリス人、アフルレッド・エドワーズでした。
設立当初に掲げていたのは「Milan Cricket and Football Club」というクラブ名で、その後「Milan Associazione Calcio」へと変更されました。しかし、イタリア語のMilano(ミラノ)ではなく、英語のMilan(ミラン)という読み方は、設立当時から現在も継承されています。
日本人も活躍する世界屈指のサッカークラブ
ミランはイタリアを代表するサッカークラブですが、世界的にも有名なクラブチームであり、サッカーの国際タイトルをもっとも多く獲得しています。
そのタイトルの1つであるUEFAチャンピオンズリーグでの優勝回数は、歴代2位という実力の持ち主。日本代表の本田圭佑選手も2014年からチームに加入して活躍する、世界屈指のサッカークラブです。
ロッソ・ネロ、ディアボロの愛称
ミランの伝統的なクラブカラーである赤と黒。イタリア語で赤はロッソ、黒はネロと言うため、ミランのことを「ロッソ・ネロ」または複数形で「ロッソ・ネリ」という愛称で呼ぶことも。
さらに赤は悪魔、黒は恐怖を表現しており、「ディアボロ(悪魔)」と呼ばれることもあります。現在ではその異名を現実のものとし、世界の名だたるクラブチームから恐れられるビッグクラブへと成長しました。
ミランのサッカーユニフォームの特徴とは
100年もの伝統を受け継ぐミランのサッカーユニフォームには、どのような特徴があるのでしょうか。そのデザインのポイントを探ります。
ホームユニフォームは悪魔の赤と黒
本拠地で行うホーム戦のユニフォームには、クラブカラーである赤と黒の幅広ストライプを採用しています。このストライプは、クラブの創立以来続く伝統のユニフォームデザインとして、サッカーファンに大人気。
普通のストライプかと思いきや、シャツの裾部分には血が流れ落ちるようなグラフィックデザインが!これは、ミランの創設に関わったメンバーであるハーバード・キルピンが、悪魔をイメージしてクラブカラーに赤を選んだことからきているとか。
背面は恐怖を表す黒一色で、イタリアの国旗カラーを襟元に取り入れ、ディアボロという悪魔の異名と、サッカーの名門ミランのプライドを背負っています。
アウェイユニフォームは輝く天使の白
本拠地を離れて戦う時のアウェイユニフォームは、悪魔のホーム用とは真逆の、天使をイメージした伝統の白をベースに。白地の中に細いクリアストライプがアクセントになっている爽やかなデザインで、肩のラインやスポンサーロゴにゴールドカラーを採用しています。
白は優雅さの象徴でもあり、名門クラブであるミランの華麗なる歴史を表していて、サッカーファンには人気のユニフォーム。実際に、チャンピオンズリーグでの優勝7回のうち、6回はこの白のアウェイユニフォームを着用していました。ミランにとっては勝利へと導く天使のカラーとして、国際タイトル戦では好んで着用しているようです。
ユニフォームはインパクトのあるデザインがおすすめ
イメージをカラーとして取り入れることで、チームの理想を作り上げることができます。ミランのように独特のチームイメージと伝統カラーを組み合わせると、より印象に残るユニフォームに。
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